■ 営業畑で経験を積む。仕事の醍醐味を味わい、未来を見据えて転機をキャッチ
中島 社長は長年、営業職で経験を積まれてきた方だとか。
まずは、社長の歩みからお聞かせ下さい。
永松 出身は宮崎で、大学入学と同時に上京、在学中は様々なアルバイトをして生計を立てていました。
レストランの洗い場や板前の手伝い、出前や郵便局など本当に色々経験しましたね。
大学卒業間近、アルバイト先の幹部の方が「せっかく大学を出たのだから、昼の会社勤めをしてみたらどうだ」とアドバイスして下さいまして。
そこで電子計算機の販売会社に面接を受けに行きました、話を聞いた瞬間、「営業の仕事は面白そうだ。
やればやるだけ、自分に跳ね返ってくる」と感じ、即入社を決めました(笑)。
中島 そちらで、トップクラスの営業成績を残されたそうですね。
永松 当時の電子計算機は相当高価なものでしたから、もちろん初日から買って頂けるはずはありません。
なぜ売れないのか必死で考え、成績の良い先輩の後を付いて回らせてもらったのです。そして、結果を出されている方は陰で努力されていることを知りました。
例えば設計事務所に行くとすれば、前もって先方の仕事内容を把握し、それに合った効率的な使い方を提案されるのです。
「これを使えば業務はこんなに楽になります」と、お客様の立場から商品の良さをアピールされていたのです。
そうした営業技術を見て盗んだ私は早速実践し、人の何倍も働きました。
今考えると、もしあの時アルバイト先の幹部の方の言葉を聞けなければ、今とは全く異なる道を歩んでいたかもしれませんね。
■ 販売店とメーカーのあるべき姿を求め、ドクタートロン事業に取り組む
中島 『ドクタートロン』の販売店に加盟される前は、健康布団のメーカーに勤務されていたとか。
永松 ええ。計算機の営業を始めて4年が経った頃、計算機の価格が下がり、将来を見据えて健康産業に身を投じることにしたのです。
ですが、そこで見たのはメーカーと販売店が互いに首を締め合う悲惨な商売の姿でした…。
商品の質は確かでしたが、メーカーが販売店に圧力をかけ、社員数や販売数など一定の基準を満たさなければ販売権を与えないのです。
販売店は在庫を抱えて苦しみ、メーカーだけが儲かる…、私は商売はもっと誠実でなければならないと思いました。
そうして退職を決意し、尊敬する先輩でもあり筆頭部長でもあった方に打ち明けたところ、マズローの要求階層説を話され、「販売店が儲かるようでなければ、事業に将来性はない。
それにお客様に喜ばれ、感謝されるようでないと駄目だ」と、自分自身も退職しようと思っているとのことでした。
退職までの半年間、指示された通り必死で教育の仕方などを実践し、そして先輩が旗揚げされた時、私も迷いなく健康機の販売を辞め、ドクタートロンの研修に参加したものでした。
■ 社員に夢を与えられる会社を目指して
中島 こちらの事業内容を教えてください。
永松 私共は、身体に電子を流して汚れた血をきれいにする生体電子治療器の販売を行っております。
最近よく耳にするようになりましたが、活性酸素を含んだドロドロの血は、成人病を引き起こす要因の1つです。
高血圧や心臓病だけでなく、多種類の薬の服用続けなければ他の病気を併発させることにもなりかねません。
つまり、病気はその根本となる原因を取り除くことが大事なのです。
血をサラサラにして健康を得る。この生体電子治療器はこうした考えに基づき、開発された商品なのです。
ですが、お客様に言葉で説明しても実際にその効果を体験して頂かなければ説得力がありませんので、無料でお試しして頂ける場をご用意しています。
30分と短い時間ですが、身体が軽くなったとおっしゃる方も多く、確かな効果に皆さん驚かれるのですよ。
中島 スタッフの方の力が不可欠ですが、どのような話をして社内の志気を高めていらっしゃるのですか。
永松 販売促進に際しては「腹8分目の商売を」と話しています。
目先の利益に惑わされ、一時期に頑張りすぎて後に続かなくなってはどうしようもありません。
この仕事は正直言って辛いことも多いのですが、お客様の思いを大切にし誠実な対応を心掛ければ、自ずと結果はついてくるものです。息の長い確実な形で、楽しくお客様に喜ばれ、頑張れる。
そういった姿勢を大切にしてほしいと思います。
中島 最後に、今後の展望を聞かせて下さい。
永松 もっともっと社員に夢を与えられるよう、会社組織を充実させていきたいと思っています。
一生懸命働けばそれに見合った報酬を得られる会社。社員みんなが楽しく働ける会社。
そして会社の考えも皆が共感して働ける会社を目指したいと思います。
中島 陰ながら応援しています
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